人類を二分する生来気質

多くの方にそれぞれの「常識」「善悪」をお伺いしたところ、あまりの食い違いに目を見張りました。これこそが、悪意なく起きるトラブルの原因だと、私は理解しました。

私は「常識」「善悪」の捉え方のちがいを、4つに分類しました。

(1)「自分自身の好みや感情を自己認識しづらいタイプ」を「プライドタイプ」
(2)「事情や事実関係の理解に困難が伴うタイプ」を「アピールタイプ」
(3)「理屈や感情よりも感覚を重要視するタイプ」を「コンセプトタイプ」
(4)「精神的刺激を追い求めてしまうタイプ」を「モチーフタイプ」

この4分類は目指す方向性のちがいによって、2種類に大別されます。

(A)「プライドタイプ」「アピールタイプ」を「既成事実」グループ
「既成事実」を重要視する理由として、「性悪説」や「静的気質」がキーワードになります。
(B)「コンセプトタイプ」「モチーフタイプ」を「既成概念」グループ
「既成概念」を重要視する理由として、「性善説」や「動的気質」がキーワードになります。

(A)群と(B)群が互いに理解し合うことは困難であり、一方の善意がもう一方の相手に対し精神的苦痛を与えます。悪意があると誤解されますが、互いに悪意はなく、悪意と誤解したことによる逆恨みがトラブルの原因となります。

この対立の問題点は、当人の考え方の問題ではなく、遺伝による脳の型でどちらのグループに属するかが決まるため、必ずしも正しいほうが優勢になるとは限りません。遺伝によって多数派になったほうが優勢になり、その時代の流れを決めます。

この問題は、有史以前から繰り返される二大勢力の対立を生んでいるのです。新しい国家や宗教組織、思想哲学等が歴史をもち、伝統を持ち始めると、遺伝により組織内に自然発生した二大勢力が新たに対立を生みます。歴史上、必ず優勢になった側の内部でも、時代を下ると二大勢力を形成するために、どんな国家も宗教組織も、隆盛と分裂、そして没落を繰り返すのです。

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