時間は人間の脳が作り出した概念で、実際には存在しない。
過去もないし、未来もない。
ただ今がずっと続いているだけである。
あなたが覚えている過去は、今、想像している過去である。
だから、10年前に覚えていた6歳の頃の記憶と、5年前に覚えていた6歳の頃の記憶、そして、今、覚えている6歳の頃の記憶はどれも同じものにはならない。それぞれそのときに想像したものであって、常に今、想像した過去である。
未来についても同じだ。
未来が予測どおりになったとき、予知したのではなく、プレゼンス(純粋意識)が今、創造しただけのことである。
プレゼンス(純粋意識)とは、本当のあなた自身である。
厳密にいえば、今しかないということは、今もない。
過去も未来もないなら、わざわざ今と呼ぶべき瞬間もない。
オンとオフのスイッチがなければ、スイッチを入れるというものも存在しないことと同じだ。
過去も未来もなければ、通過点の今もないのだ。
常に「全体としてのあなたが在る」だけのことである。
そこに通過点も、プロセスも、ゴールもスタートもない。
あなたは初めから存在し、永遠に気づく。
そこに、気づきがあるだけなのである。
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