Non-Duality Speaker , Early Buddhist Philosophy Teacher

自叙伝

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巻山紗依の自伝執筆に協力していると、彼女の記憶力に驚嘆するばかりである。描写は細部に渡り、まさに今、体験しているかのように語られる。

平気で嘘をつく人間にはわからないようだが、ある人間が嘘を言っているか、真実を語っているかを見抜く方法がある。

みずからの体験をなかなか信じてもらえなかった巻山紗依は、なぜ私が信じたかを聞いてきたことがあり、私は教えた。

非常に簡単な方法である。嘘をつく人間には到底できない「一貫性」「整合性」を精査すればいい。

もちろん、本人の主観は客観と区別し、証拠があるかないかも不明であれば留保する。そのうえで、否定できないものは「否定できないこと」を肯定する。「否定できないこと」=「肯定できること」ではないことに注意されたい。

知能指数が高ければ、この方法はむずかしいことではない。「客観的事実の積み重ね」だけなら知能指数が低くても可能だが、知能指数が高くないとできない「精査結果の記憶の積み重ね」によって描かれた信頼性は、勘や経験と比べられない価値がある。

それらを踏まえて、巻山紗依の自伝の編集に携わり、校正を繰り返すにつれて、巻山紗依自身が自分の人生を振り返る機会を得、かつ、思い込みから解放されて、いっそう理解が深まるという、想定外の成果があった。

その場面に遭遇して、私はある可能性に気づく。「私も自伝を書くと、私の人生の新たな理解を発見するかもしれない」と。

私の数奇な体験を語ることも、世の中の誰かには役に立つかもしれない。

巻山紗依とは違い、盗作される心配はないであろうから、試験的に少しずつブログに書いていこうと思う。

みずから再生する走馬灯のように……。

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