Non-Duality Speaker , Early Buddhist Philosophy Teacher

警察官による職務質問に対する法的問題

ただいまTBSの「あさちゃん!」にて、警察官の職務質問に対し、職権乱用の疑いがあるとして、警察官を目の前にして110番した女性のインタビューが報道された。

その女性か連れの男性が、警察官を動画に収めていた。しかし、抵抗していた免許証提示の要求に屈した映像は報道されず、撮影されていたのか、撮影を拒まれたのかは不明だ。

その女性いわく、警察官が違反を指摘しておきながら、なんの違反かはっきり言わず、不信感を抱いたという。そのため、免許証提示の要求に抵抗すると、警察官から「私にはその権力がある」「嫌なら法律を変えてみろ」「あなたが誰だかわからない。指名手配犯かもしれない」と言われ、免許証提示に屈したという。

納得がいかなかった女性は110番で助けを求めた。警察官を相手にして、警察に助けを求めるとはなかなか勇気がいることである。おそらく、はっきりしない違反について釈明を求め、警察官の態度について不服を申し立てたのだろう。

すると、警察官の上司である男性と、同僚である女性が現れたという。この辺りもすべて動画で撮影されていた。このことから、すべて撮影されていたと解釈できる。

上司は職務質問した警察官に、発言についての謝罪をさせた。違反については「交差点右左折方法違反」というものらしい。テレビ番組でも解説されていたが、正式名称を再確認しようとネットで検索してもなかなかヒットしなかった。警察官も違反名を思い出せなかったのだろう。それがあだとなった。

結局、その女性は減点と違反金の支払いとなり、警察官の職務質問は正しく、ただのマナー違反かのような終わり方になった。

テレビ番組では法律に詳しい人にもインタビューをして、警察官の法的な問題について確認していた。どなたかは名前を確認しなかったが、テレビで見たことがある年配の男性が答えていた。

そのかたいわく、「名誉棄損に訴えられかねない」「交通違反程度で1時間ものあいだの自由を奪われることも拘束に当たる」とのことだった。

微妙な被害ほど裁判はスムーズではないものだ。その女性は、たとえ自分に違反があったとしても不服があり、テレビで世に訴えたのだろう。その心情は理解できるが、110番して上司を呼びつけ、警察官を謝罪させたことは十分に効果があったものと思われる。

テレビでの報道も判断は悪くない。警察関係者の顔は伏せられ、音声はそのまま放送された。

十分に問題を解決するための、できる限りの努力はすでに完了しているが、全国の警察や一般人に似た問題がないかを訴える効果としてはある。それでもなお、その女性はもやもやしているだろうが、できる限りのことをし、かつ、世に問題提起したことは素晴らしい行為だ。

警察の問題を警察に訴えて解決させることは、実際問題としてかなり難しい。それを成し遂げたその女性は、ただ思うとおりに行動しただけだとしても、正しい判断をしたし、そして、かなり幸運である。いつもこのようなスムーズな解決に至るものだと思い込んでしまうと想定外なことに遭遇しかねない。

裁判で納得がいく結果になることは難しいことから、現場にて早い対応をして、問題があった相手が所属する組織の責任者と対峙することはもっともよい解決方法だといえる。

その責任者が誠実に向き合ってくれるかどうかについて、動画を撮影されていたから誠実だったのか、それとも、動画撮影に関係なく、誠実な人間だったのかはわからないが、動画を撮影することは身を守る助けになる可能性も高いだろう。

警察側が動画撮影に気づいていたかどうか、ぜひ知りたいところだ。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • follow us in feedly

関連記事

コメント

  • トラックバックは利用できません。

  • コメント (0)

  1. この記事へのコメントはありません。